不動産投資の利回りについて!相場や計算手順も解説

不動産投資の利回りについて!相場や計算手順も解説

これから不動産投資を始めたいと考えているものの、利回りの相場や正しい計算方法がよくわからずお困りではありませんか。
利回りの仕組みを曖昧にしたまま物件を購入してしまうと、空室や修繕費などの想定外の出費が発生し、将来的に赤字経営に陥るリスクが高まります。
本記事では、投資判断に欠かせない表面利回りと実質利回りの基礎知識から、物件種別やエリアごとの平均相場、そしてシミュレーションを用いた具体的な計算手順について解説します。
失敗しない物件選びを実現し、安定した収益を得るための不動産投資を検討している方は、ぜひご参考になさってくださいね。

不動産投資の利回りとは?

不動産投資の利回りとは?

不動産投資を成功させるにはまず利回りの基礎を押さえる必要があり、それには主に表面利回りと実質利回りがあります。
まずは、それぞれの定義や違いについて解説します。

利回りの定義と重要性

利回りとは、購入資金に対して1年間でどれだけの家賃収入を得られるかを示す指標です。
物件価格だけを見ると安く感じる物件でも、得られる収入が少なければ投資効率は下がります。
そのため、複数の物件を同じ目線で比べるには、利回りを確認することが欠かせません。
また、融資を利用する場合は、家賃収入から返済や経費を差し引いた後に無理がないかを見極める必要があります。
家賃収入を生活費と分けて管理しておけば、事業としての資金の流れもつかみやすくなるでしょう。
ただし、利回りは高ければよいとは限らないため、計算の前提や周辺環境まで確認して判断することが大切です。

2つの利回りの算出式

不動産投資で使われる利回りには、表面利回りと実質利回りの2種類があります。
表面利回りは、年間の満室想定家賃収入を物件価格で割り、100を掛けて求めるシンプルな指標です。
たとえば、年間家賃240万円で購入価格4,000万円なら、表面利回りは6%になります。
一方で、実質利回りは年間家賃収入から管理費や、修繕費などを差し引き、購入時の諸費用を含めた総投資額で割って算出します。
つまり、実際の運用に近い収益性を知るには、表面利回りだけでなく実質利回りの確認が必要です。
同じ表面利回りでも、経費の差によって手元に残る金額は変わるため、両方を見比べて検討しましょう。

数字に潜むリスクと注意点

利回りを確認する際は、常に満室が続く前提だけで考えないことが大切です。
入居者が退去すれば募集や室内整備の期間が生じ、その間は家賃収入が減ります。
また、建物や設備は年数とともに傷みやすく、給湯器の交換や外壁修繕などの支出が必要になる場合もあるでしょう。
さらに、周辺相場の変化によって家賃を下げる可能性もあるため、収入は少し控えめに見積もると安心です。
融資を利用するなら、金利上昇で返済額が増えるケースも想定しておく必要があります。
広告に載る利回りは、比較の入口として便利ですが、空室や修繕費を含めた実質利回りまで確認して決断しましょう。

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物件やエリアで変わる利回り相場

物件やエリアで変わる利回り相場

前章では、利回りの基礎知識について述べましたが、ここからは実際の相場について確認していきましょう。
ここでは、物件種別ごとの平均相場や理想の目安について解説します。

物件・エリア別の相場

利回りの相場は、物件種別や立地によって大きく変わります。
一般的な利回りの目安は、都内の駅近ワンルームで3%台後半〜4%台前半、地方都市では4%台半ば〜5%台前半が一つの参考にしましょう。
新築物件は、購入価格が高くなりやすいため、同じ家賃でも利回りは低めに出る傾向があります。
一方で、中古物件は価格を抑えやすく、築年数が古いほど数字だけは高く見えやすいでしょう。
また、首都圏は賃貸需要が見込める反面、物件価格も高いため、地方都市より利回りが低くなることがあります。
同じエリアでも、駅距離や築年数で差が出るため、周辺物件と比べながら総合的に見ることが大切です。

目指すべき実質利回り

相場を見る際は、表面利回りではなく実質利回りを基準に考えることが大切です。
管理費や修繕費などの経費は、年間家賃収入の15%〜30%程度を見込むと計算しやすくなります。
そのため、表面利回りが5%〜6%の物件でも、実質利回りは3%〜4%程度に下がるケースがあります。
首都圏の区分マンションを検討するなら、この3%〜4%を現実的な目安として捉えると良いでしょう。
また、融資を使う場合は、実質利回りと借り入れ金利の差にも注目する必要があります。
金利差に余裕があれば返済計画を組みやすくなるため、収益性と安全性のバランスを見ながら物件を選びましょう。

相場を超える物件選び

平均を上回る利回りを目指すなら、入居者に選ばれやすい条件を備えた物件を探すことが基本です。
駅から徒歩10分圏内や、複数路線を使える立地は、通勤や通学の利便性を重視する方に注目されやすくなります。
また、単身者向けなら生活施設の近さ、ファミリー向けなら学校や公園の充実度も確認しておきたい点です。
さらに、バスとトイレが別であることや宅配ボックスの有無など、暮らしやすさにつながる設備も比較しましょう。
現在の家賃が、周辺相場より低い場合は、将来の更新や募集時に見直せる余地があるかもしれません。
数字だけで判断せず、現地の環境や需要を照らし合わせることで、収益性を見込みやすくなります。

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利回りの計算方法と収支計算の手順

利回りの計算方法と収支計算の手順

ここまで、利回りの相場について解説しましたが、自身で収支計算をおこなう方法も押さえておきましょう。
最後に、具体的な数値を用いた利回りの計算手順について解説します。

入力から学ぶ計算手順

収支予測では、物件価格や家賃、経費を順番に整理し、運用後の見通しを数字で確認します。
まず、物件価格に仲介手数料や不動産取得税などをくわえ、購入時に必要な総額を把握しましょう。
次に、月額家賃を12か月分にして年間収入を出し、そこから5%〜10%程度の空室率を差し引きます。
そして、管理委託費や修繕費、固定資産税、火災保険料などの年間経費を加味することが必要です。
融資を利用する場合は、返済額も差し引いて、最終的に手元へ残る金額を確認します。
この流れで計算すれば、購入前の期待値と運用後の現実との差を把握しやすくなるでしょう。

表面から実質への計算

まず、表面利回りは、年間家賃収入を物件価格で割り、100を掛けて算出します。
たとえば、3,000万円の物件で年間家賃が300万円なら、表面利回りは10%です。
しかし、この数字には購入時の諸費用や運用中の経費が含まれていません。
そこで、購入時の諸費用を200万円、年間経費を100万円と想定し、実質利回りを計算します。
年間家賃300万円から経費100万円を引いた200万円を、物件価格と諸費用を合わせた3,200万円で割ると6.25%になります。
表面利回りとの差を比べることで、広告上の数字と実際の収益感の違いを落ち着いて確認できるでしょう。

利回り低下時の改善策

運用中に利回りが下がる理由には、空室の長期化や修繕費の増加、金利変動などがあります。
そのため、購入前から収入を控えめに見込み、経費に余裕を持たせた計画を立てておくことが大切です。
もし、空室が続く場合は、床材の変更や収納の追加など、入居者の希望に合う改装を検討しましょう。
また、無料インターネットや宅配ボックスを導入すれば、物件の利便性を高められる可能性があります。
あわせて、募集条件や家賃設定を周辺相場と比べ、魅力が伝わる内容に整えることも必要です。
管理委託内容や保険契約も定期的に見直せば、運用の質を保ちながら支出を抑えやすくなるでしょう。

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まとめ

不動産投資の利回りには表面利回りと実質利回りがあり、諸経費や空室リスクを踏まえた実質利回りの把握が重要です。
利回りの相場は、物件種別や立地で変わるため、表面的な数字だけでなく、手元に残る利益を意識した物件選びが必要です。
初期費用や経費を含めて収支を計算し、設備投資や経費削減を続ければ、長期的に安定した経営を目指せるでしょう。

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